日本株のトレードだけで、資産400億円以上を築いた伝説の個人投資家・BNF。
彼の出自はなんと、どこにでもいるような“ニートの大学生”。
一見ゲーム好きなオタクに見える彼が、なぜそんな偉業を成し遂げられたのか。

この記事では、BNFという人物の正体から、その具体的なトレード手法までを網羅的に紹介します!
第1章:BNFとは何者か?
BNF(本名:小手川隆)は1978年生まれ。
2000年、大学在学中にバイトで貯めた160万円を元手に株式投資をスタートしました。
ちなみに当時の時給は800円前後。160万円稼ぐには約2,000時間の労働が必要。
これは難関資格の勉強にも匹敵する、かなりの努力です…。
その後、彼は大学を中退。就職せず、完全に専業トレーダーの道へ。
後にテレビのインタビューで、「自分はニートのようなもの」と語っています。
地味すぎる生活スタイル

資産400億円超の彼ですが、生活は驚くほど質素。
・食事はカップ麺やインスタント食品
・移動は電車(免許なし)
・海外旅行ゼロ、ブランドや高級車に無関心
「最近買った一番高いものは?」という質問に、
「任天堂のゲーム機」と答えたのは有名な話です(笑)
第2章:ジェイコム誤発注事件で一躍有名に
2005年12月、株式市場を揺るがす事件が発生します。
事件当日
2005年(平成17年)12月8日午前9時27分56秒、この日マザーズ市場に新規上場された総合人材サービス会社ジェイコム(当時。証券コード:2462)の株式(発行済み株式数14,500株)において、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力した[1]。
この際、コンピューターの画面に、注文内容が異常であるとする警告が表示されたが、担当者はこれを無視して注文を執行した。「警告はたまに表示されるため、つい無視してしまった」(みずほ証券)という。 この注文が出る直前までは、90万円前後に寄り付く気配の特買いで推移していたが、大量の売り注文を受けて初値67.2万円がついた。その後、通常ではありえない大量の売り注文により株価は急落し、9時30分にはストップ安価格の57.2万円に張りついた。
Wikipediaより引用
証券会社が「1株61万円で1株売る」とするはずの注文を、
「1円で61万株売る」というとんでもない誤発注をしてしまったのです!
結果、株価は大暴落。
そこにBNFは即座に42億円を投じて買い集め、反発後すぐに売却。
このわずか数分で、20億円以上の利益を手にします!
その時、BNFが保有した株数は発行済株式数の41.4%。
大量保有報告が必要となり、彼の名前は一気に世間に知れ渡りました!
第3章:BNFの投資スタイル
BNFの投資には特徴があります。
- 経済学やファンダメンタルズの知識ゼロ
- 投資の勉強は、たった1冊の本だけ
- 完全に独学で、チャートと経験だけが武器
基本は短期売買(デイトレ・スイング)中心。
企業の業績よりも、価格の動きとチャート形状を重視するスタイルです。
損切りと利確の考え方
BNFは「予想と違えば即カット」が信条。
・含み損を抱えて待つという発想は一切なし
・損失は小さく、利益は積み上げる
・利確はチャートの流れと市場の雰囲気を見て判断
数字ではなく“流れ”を読む――これが彼の感覚的な強みでもあります!
第4章:BNFの具体的トレード手法

では、彼のトレードを再現するとどうなるのか?
使うインジケーターはたった3つです。
使用インジケーター
- EMA(指数移動平均線)25日
- RSI(相対力指数)
- MACD(ヒストグラム)
エントリーの流れ
- 急落銘柄を探す
- 現在価格がEMAから20〜35%乖離しているかチェック
- RSIが30以下ならチャンス
- MACDが赤から緑に変わった瞬間にエントリー
- 損切りは直近安値、利確はリスクリワード2:1を目安に
応用テクニック:ラインを活用する
さらに精度を上げるには、以下を意識。
- サポートライン付近で買い
- RSI・MACDでエントリーのタイミングを確認
- レジスタンスに近づいたら利確
BNFはこうした判断を、1日数十回、即断でこなしていたといわれています!
まとめ:BNFが教えてくれること

BNFは、特別な経歴も学歴もありません。
ただ、チャートと向き合い続けた結果、8年間で200億円以上の資産を築き、
その後も着実に資産を増やし続けています。
「感覚を磨き、即断で動く」
「損を引きずらず、利益を冷静に取る」
この考え方に触れるだけでも、あなたのトレードに変化が起こるかもしれません!
派手さはなくとも、確実に結果を出す。
あなたも、BNFのように市場と向き合うトレーダーを目指してみませんか?
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